行政書士の試験は年に1度しか開催されません。一発勝負です。
この記事では、自身の受験当時を振り返って試験前日から当日の体験談について紹介したいと思います。何かお役にたつことがあれば幸いです。
行政書士・試験前日の過ごし方
本試験前日。もうやることはやったという気分で軽く「まとめ本の見直し」と「憲法の行政法の条文読み流し」をして勉強を終えました。
予備校によっては前日に講座を開いていたりするところもあるので、必要なら受講するのも有かもしれません。私の場合は、出かけて疲れを本試験に持ち込みたくなかったので家でまったり過ごす方を選択しました。
普段より少し早めに寝ましたが、前日だから緊張して寝られなかったということもなく、23時半くらいには就寝していたと思います。
当日の朝~試験前まで
朝は7時起床。本試験会場に着くのは12時を過ぎてからでも構わなかったのですが、早めに出て近くのカフェで勉強することに。
わたしは試験会場近辺を知っていたのでどこにカフェがあるかはだいたい把握していましたが、慣れていない方は、もし当日カフェでゆっくりするなら早めに行って場所を確認した方がいいですよ。とにかく混みますから。
食事
朝食は自宅で軽く取りました。問題はお昼ご飯!行政書士の試験は13時から開始なので、お昼の食べ時に悩むんですよね。。。
結局私は入ってたカフェでサンドイッチを軽く食べる程度にしておきました。
お昼は食べ過ぎると眠くて頭が働かなくなるので、6分目~8分目程度が良いです。炭水化物も眠くなるのであまり食べない方がいいかと思います。カフェインの摂取にも注意ですね。
11月はかなり寒くなってきているので、おなかが冷える心配もあります。カフェインの利尿作用でトイレに行きたくなるかもしれません。
トイレ
もちろん試験時は途中トイレも行けますが、その分時間のロスにも繋がるので、時間に余裕がない方はトイレに行かずに済むように気をつけてください。
逆に時間に余裕がある方は、一度トイレに席を立ってインターバルを取った方が集中力も持続しやすくていいかと思います。
時計
試験会場についてですが、時計はないと思ってください。これは聞いた話ですが、大学の講義室など時計がある会場では時計に布をかぶせて見えなくした上で試験をするところもあるようです。
腕時計は万が一の電池切れを考えて2個持っていた方が安全です。1つしか持っていなければ、100円均一の安いものでも大丈夫です。
その他の持ち物
耳栓やブランケットなどは禁止です。会場が寒い可能性があるので、調整できるように上着を準備していくとよいと思います。
あと、マスクはかまわないのですが、試験官が顔写真の確認に回る時は外す必要がありますので動揺しないようにしましょう。
そしていよいよ本試験開始
本試験が始まったら、当然ながら真剣勝負です。とは言っても、時々ちょっと手を止めてその場で肩を軽く揉んだり上着の着脱したりするのはOKです。
トイレに行きたい場合は手を上げて、試験官にトイレの前まで付いてきてもらう必要があります。ただ、会場によってはイスがぎゅうぎゅうづめで「どうやって外に出たらいいの?」と思うような場所もあります。
幸いにも私はその時はトイレに行くことはありませんでしたが、会場によってはそういうこともあるので、トイレだけは極力行かなくて済むように対策するのに越したことはないでしょう…
試験終了
16時ぎりぎりまでかけて問題と答えを見直して、本試験終了。正直なところ、合格の手応えは試験中からありました。
試験中に何度か「これはいけそうだ」と思った記憶があります。試験終了の合図が出た瞬間の達成感は何とも言えない気持ちですね。
私が合格した年は民法が難化し、そこだけは不安でしたが他は十分いけたと思ってました。
蓋を開けてみると行政法が19問中13問正解(地方自治法が苦手で全滅でした(苦笑))と、ぼろぼろで、過去最高の難易度と思っていた民法が9問中7問正解と、自分の予想した出来と逆でした。
試験終了後
本試験終了後は、予備校によっては当日予備校の教室を使って解答速報会を行うところもあります。大抵は受験生なら誰でも参加可だったりするので、もし興味があれば参加してみるといいかもしれませんよ。
私は...疲れで頭痛が酷かったので帰宅して自宅で解答速報を眺めていました。
自己採点は、できればその日のうちにとっととやってしまった方がいいと思います。試験の緊張感から解放されて何もしたくないかもしれませんけど。。
もし不合格濃厚な点数であれば、来年の受験に向けて一日でも早く学習をスタートさせるなり、勉強方法について考える時間にするなりできます。
合格がほぼ確定しているなら...やっぱり次どうするかを考える時間がその分増えます。何より、これまでの区切りという意味でも必要かなと思います。
自己採点は本当に緊張しますが、思いがけない良い点数だったりしたら、本当に嬉しいですよ。
もしこれから行政書士試験を受験されるのであれば、ぜひ合格の喜びを知ってもらいたいと思います。