行政書士に合格するぞ!と独学で試験勉強をする方も多いと思います。
いざ試験勉強をしてみると難しく感じたり、1度受験して落ちたりして...資格予備校で勉強した方がいいのかな?と悩む方も多いと思います。
今回は、独学を諦めて資格予備校を活用し、合格した知人の行政書士に違いについて聞いてきました。
目次
独学から資格予備校に切り替えた理由
行政書士試験のは6割正答(180点/300点)したら合格です。
勉強する範囲は広いし難しいけど、6割だったら合格できるんじゃないか?と思い、独学で受けました。
・・・
ところが、受験をした結果、107点という散々たる結果に終わりました。。。
もし、法学部の学生や卒業生、法律関係の事務所に勤務しているのであれば、法に触れる機会が多いため、特に予備校を利用する必要はないのかもしれません。
でも私は理系出身で、法が身近な存在ではなかったため、資格予備校を利用することを決めました。
市販教材と資格予備校教材との違い
書店で販売されている市販教材と資格予備校教材の違いについて、質問します。
市販テキストとの違い
市販テキストとは、一般的に「1冊本(いっさつぼん)」と呼ばれており、必要最低限の内容しか記載されていません。
市販テキストだけでは、知識が不足するので、補足するための他の書籍を追加して購入する必要があります。
資格予備校テキストは、科目ごとに分冊化されており、それぞれ詳しく解説されています。
あるいは、市販教材を使いつつ、独自のレジュメを提供しています。
また、予備校には、初学者と基礎から学びたい人の基本講座や再受験生向けの中級者と上級者向けの講座があり、ご自身の実力に合わせたテキストで学ぶことができます。
資格予備校テキストの便利なところは、基本的に、他の書籍を追加購入する必要がないことですかね。
はい。苦手な分野を克服したくて、一応買いました。
資格予備校には、看板講師が存在し、ほとんどの講師は、ブログサイトを持っています。
自身の講義の補足以外に、おすすめの書籍を紹介しています。看板講師の選ぶ書籍に、ほぼ間違いはありませんよ。
市販問題集との違い
問題集とは過去問なので、市販問題集でも資格予備校問題集でも基本的に変わりはありません。
でも、解説が違うんですよね。テキストの頁と関連付けられているので、学習の効率はよいと思います。
ただし、いずれの場合でも書籍の問題集は、ページ数に限界があるため、5年分や10年分しか集録されていません。
そのときは、インターネットを利用して、ほぼ全部の過去問を入手することができます。
資格予備校の講義はどうか
具体的な学習方法
行政書士試験の合格基準が、180点/300点であるということは、逆にいえば、満点をとる必要がないということです。
つまり、合格をするためには、効率よく学習をするべきなのです。
多くの資格予備校では、「憲法」→「民法」→「行政法」→「商法・会社法」→「一般知識等」→「答案練習」→「模擬試験」の順番で、約10ヶ月かけて学習していきます。
講義動画があると違うのか
独学ではテキストを読んでもイメージがしにくく理解するのに1時間2時間かかりそうな内容でも、講義動画では10分程度で理解できたりしました。
かみ砕いで具体例を挙げながら解説してくれるので、とても学習効率がよかったと思います。
お住まいの地域が東京、大阪、福岡などの大都市であれば、資格予備校の教室も近いので通学して教室講義を受講することができるでしょう。
しかし、地方在住で近くに予備校がない場合や、講義時間が就業時間と重なっている場合には、インターネットの配信動画やDVDで講義を受講することになります。
ネット視聴やDVD視聴では、生の教室講義ほどの臨場感はありませんが、倍速機能や繰り返し再生などが可能であるため、利用価値が高いと思いますよ。
高得点分野の学習方法(民法)
資格予備校では、まず憲法で、学習のルーチンを確立した後、次の科目として学ぶことが多いです。
それは、民法が、初期段階から触れ、長い時間をかけて理解していかなければ得点をとることができない科目だからです。
資格予備校では、学習のポイントや思考のフローを学ぶことができます。
高得点分野の学習方法(行政法)
行政法は、比較的、短時間で得点源とできる科目です。
ただし、範囲が広いことと、条文の暗記が必須なので、どんな問題が出題されても対応できるように、守備範囲を広げる学習が必要です。
資格予備校では、覚えるべき条文のアドバイス、出題傾などを学ぶことができます。
苦手克服
もし、行政法、民法、一般知識等および憲法の統治で、合格圏内の学習ができるのであれば、あえて、苦手科目に長い時間をかけて学習する必要はありません。
あくまでも合格をするための学習であって、満点をとるための学習をするべきではないのです!
...と口酸っぱく言われました(笑)
独学と比べた学習効率
資格予備校では、毎年、本試験で出題された問題の傾向と対策を練った上で、授業内容を修正しています。
従って、出題の予想がされる分野を中心に授業をすすめるため、ムダな学習時間を抑えることができます。
スケジュール管理
多くの資格予備校では、教材の他にスケジュール管理表が配布されます。
基本的に、スケジュール表に則って学習をすすめることができますあとは、講師ごとに少し補正を入れて、指導している感じです。
その他受験サポートの面
ライブ受講生であれば、授業の後に直接、講師に質問することができます。
インターネット受験生にも、インターネットや電話を通じてアドバイスや質疑応答のサービスがあります。私も何度か利用しましたけど、便利でしたよ。
資格予備校を利用すべき人とは
受験者全員です!...といいたいところですが、具体的に挙げると...
- 初めて法を学ぶ人
- 働きながらの受験で学習時間を多くとれない人
- スケジュール管理が苦手な人
- 早く合格したい人
- 受験経験者で独学での限界を感じた人
です。
限られた時間の中で、効率よく学習するために、資格予備校の利用を検討するのもよいでしょう。ご自身にあった学習方法で、合格をつかみとりましょう。