行政書士の勉強方法

行政書士試験の模試の活用方法

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行政書士の本試験は例年11月の第2日曜日に行われますが、その前に各予備校で模擬試験が行われていますよね?

独学だったけど、わたしも模試は受けましたよー

独学で合格を目指す皆さんも、模擬試験はぜひ受けておきたいところですよね。でも、ただ受けるだけではもったいない。どうせ受けるなら、より活用できる方法を取りましょう!

この記事では、行政書士の試験対策での模試の活用方法について経験談を交えて紹介したいと思います。

独学でも模試を受験すべき理由

独学でコツコツ勉強するにしても、予備校主催の模試だけは受けておくべきです。それもできれば、在宅ではなく会場で受験の方がベターです。

会場で受ける方が、より本試験の雰囲気に近い中で受けられるので、雰囲気に慣れることもできるし当日のシミュレーションもできるからです。

理由1.現時点での実力が数値ではっきりとわかるから

理由はいくつかあります。まず一番にあげられるのが、模試を受けることで自分の現時点での実力が数値ではっきりとわかることです。

予備校の模試を受けると点数はもちろん、全受験生中の順位、各問題の正解率などを知ることができます。

それにより、自分の受験生全体の中でのおおよその立ち位置や学習の進捗具合、自身の弱点などが把握できます。

特に弱点を知ることにより、直前期に力を入れるべきポイントがはっきり見えてくるので、模試で間違えることはとても大切なのです。

理由2.時間配分のチェックができるから

ふたつめの理由に、時間配分のチェックができることがあげられます。行政書士試験は、3時間の間に記述3問と多肢選択3問を含む60問を解かなくてはいけません。

単純計算しても1問3分ですが、記述や文章理解で時間を取られることを踏まえると、択一は1分程度で解いていく必要が出てきます。

それをぶっつけ本番でやると、まず時間切れで最後まで解き切れないでしょう。頭ではわかっていても、なかなか時間どおりには解けませんからね。

だから本試験と似たような環境で、問題を解き時間感覚を体感しておくこともとても大切なのです。

理由3.本試験予想問題だから

みっつめの理由ですが、各予備校の出す模試は「模擬試験であると同時に本試験予想問題でもある」ということです。予備校では毎年膨大なデータを集めて分析し、本試験で出そうなところを予想しています。

模擬試験や直前講座は本試験で出てもしっかり答えられるようにとの思いで問題が作られているので、本試験に向けて効率良く実力UPが図れるのです。

実力チェックをしつつ、予想問題を手に入れることができる...と考えると安いもんですよ。

独学であっても模試は必ず受けましょう。

模試の活用のポイント

では、模試を最大限活用するために重要なポイントが3つあります。

活用法1.できるだけ本試験と同じ時間帯で受ける

本試験は、例年どおりなら13:00~16:00が試験時間となります。
そのため予備校でも同様の時間帯を当てていることが多いのですが、その時間だけではどうしても受けられない人もいるため夜間を模試の時間に当てていることもあります。

もし仕事の都合などでこの時間に受けるのが厳しい場合は仕方ありませんが、都合がつくようなら本試験に時間帯を合わせて受けた方がより本番に近い環境で受けられて効果的です。意外に気を遣うのが食事です。

普段通りの昼食をとると眠気がくることを体験しました。本番じゃなくてよかったです...

食べ過ぎても眠気に襲われそうだし、足りないと頭が回りません。

食べる物によっては胃もたれもあるかもしれません。当日の朝食と昼食はどうするか、模擬試験の時に色々試しておくと本試験当日が楽ですよ。

活用法2.解く順番を考える

3時間で60問解答しなければならない試験というのは先にあげましたが、前から順番に解いていると途中で時間が足りなくなったりします。
そのため、問題を解く順番にも気を遣う必要があります。

人によって順番は違うので、こればかりは自分で実際に解いて感覚をつかむしかありません。

比較的多いのは、一般知識の文章理解と記述式を先に解き、法令科目を後に持っていくという方法です。最後になるのは会社法という方が多いみたいです。

解く順番はとっても大切ですよ!

会社法は学習がそこまで進んでいない場合や苦手とする受験生が多く、万が一、時間が足りなくなった場合は捨てるつもりでいるためかと思われます。

会社法を捨てることの是非はともかく、このように自分なりの戦略をたてることが大切です。

活用法3.結果を見て満足しない

模試を受けると気になるのが、結果です。その気持ちは痛いほどよくわかるのですが、模試の結果で一喜一憂しても仕方ありません。

いくら模試で良くても模試は模試です。本試験で点が取れなければ意味はありません。

模擬試験を受けて添削結果を見て気にするのは、どこを間違えているのか、特に最重要Aランク論点を間違えていないかどうかや、他の受験生が高確率で取れているところを落としていないかなどを気にかけてください。

いくら点数が良くても、Aランク問題をぼろぼろ落としているようだと、危険信号です。逆に間違えていた場合は、知識の穴を埋めるチャンスなのでラッキーですね。

本番同様の意識で本気で受験し、重要問題で失点していないか確認しましょう

まとめ

模擬試験ひとつ受けるにも、効率の良い活用方法を意識するかどうかで本試験の結果に違いが出てくる可能性が大きいこと、わかっていただけたでしょうか?

独学だと情報が少ない分、積極的に効率の良い学習方法を取る必要性が出てきます。

同じ受けるなら、しっかり直前期の学習にフィードバックできるように、戦略をたててあたってくださいね。

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